浮かんだ円盤はひさし状につくられてもいるから、夏の日差しをさえぎり、冬は内部まで暖かな日差しをよびこむ様に調整されている。地上から建物を浮かせている高さ5mの列柱は木々の様にランダムに置かれており、浸水や洪水から図書・建物を守る。屋上面にうめこまれたソーラーパネルや蓄電池により、普段は運営費の節減、災害時には避難者を受け入れて応急的な自立ができる様に計画されている。
読書家が木々の間を歩く様に、柱は無作為に配置されている。
内観。ひさしは冬に陽光を導き、夏に陽光を遮る。
館内電力は屋上面に埋め込まれたソーラーパネルで賄える。パネルは面に直接埋め込まれているため、屋上庭園は直径50m程でごく広くつかえる。