2010年10月1日

俳句

海風のはてに佇む烏の子

車なき朝がいとおし現し代

日のくれて又のぼる暁の涼しさ

老人の起き出す朝はうざうざし

曇り空めぐまれる日は空かなし

漁船の煙りたちのぼり消える波と雲

人嫌いなべてこのよのおおけなし

人類がいなくなればいいと願う世の中

都市にたかる者ども皆なぎ殺す地響き

まなびやへ通う子供の暗さあり