2010年9月2日

習性の偏り

地域適応は必ずしも先進的に示されるとは限らない。故このばで適い応えた形質は独自さにしか価値ない。
 場所適応が違う性格の生態を多数生じる由は、特に星内多様化の規律による。もし先進的でない地域の場でその形質が特異化され二度と以前の潮流に叶わなくなったとしても、やはり生態的多様さは望ましい複雑化をめざす。一度彼らが生態の内に地域特徴を帯びれば、次第にその種の特殊さはめだつ様になる。場所の誘ないは常にこの地域間合理をめざす。これらをみれば適応のよさは地域特性を強調する程で示され、それをこえない。地球型生物は環境の生き物。無機や有機にせよ周りは適応に偏りをつけるが、それ以外の理由をもたない。
 主観にみいだせる幸福は適応度に属した質的快により、もしこの原則から逸れた生態があれば同じ場所はその生態を余りふやさないだろう。文化の移りは生態適応の範囲問題。すぐれた地域とか文明があれば、主観が習性づけた適応の偏りによるだろう。他に訳もなく、主観への合い方は習性への淘ぎによる。