2010年6月17日

国民

まったく知能のない節足動物
みたいな高校生が、どんどん現れる
そいつらは15才で発情し、喫煙し
何の意見も聴けず、日曜に国道を暴走する。
ところが驚く勿れ
そいつらの父親も母親も
それが普通だとおもっていて
何の罪悪感もなしにそいつらを再生産しまくる
そいつらの両親は
15才のとき、やっぱりそいつらだったのだ
何の学業もできないのに
繁殖行為の肩書を得るため高校を出た
そいつらの両親は節足動物みたいに
理由のない繁殖行動を続ける虫だから
なぜそいつらと同じ島の同じ国で
自分が暮らさねばならないか
そいつらが絶滅し
山奥でこそこそ暮らすならまだ分かるが、
そいつらは神経というものをもたず
15才で発情しては発狂しつづける
そいつらにはこの世の意味が問えない。
ムカデの様にざわざわと戯れつつ死ぬ。
僕は15のときそんな奴らが
最低の動物だと思っていて、
実際、殆ど遭わないで済んだので
二度とそいつらと同じ世界には至らないと信じていた
事態が最悪なのは
両親がそいつらの一味だったということ
もしこの両親が死んでさえくれれば
僕は邪悪な前世からさらに遠ざかれるだろう
そいつらが次々おくりこんでくる
最悪の虫類とくらさねばならない世界など
何もかも不幸すぎる。
何一つ希望のない地獄だから
僕は大都会のまんなかで
同じ様な現象を見た
こいつら全員死ねばいいのにと思う少年は
この世のどこにもあふれかえっていた
救い様がないムカデゲジゲジ連中につめこまれ
彼は合法的にそいつらを処分していこうとした
ところが驚くべきか、悲しむべきか、法をつかさどる
そいつらの親分が日の丸を背負う独裁者の血族だ