宇宙の底にある反応はそう呼んでいいのなら、秩序でしかない。この秩序は全ての現象内の最低限度規制に働く。秩序自体は現象への知覚にしか捉え得ないから、感覚基盤原理しかその基準にならない。故宇宙はその全ての熱反応系における、指数法則上の底としての感覚秩序を始点に働かねばならない。逆に、秩序は感覚なしでは皆無。
神という空想物は感覚秩序内での序列。故最高神は常にその感覚秩序内での理想状態による。そして各生態は場の条件で感覚基盤を異ならすので、この理想状態は物質論的に最上の感覚密度での永続した興奮に過ぎない。知覚へのそれは全知を感覚秩序で説明しきる。