2010年4月2日

人類生態学

人類社会で逆選好の働く際に、次の雌雄選択が介在か浮動する傾きあり。一般に、中央政治界(集合した調整組織)があるほど環境収容力の高い適所では、何らそれなきいわゆる開放的再生産場よりも女性からの選好は男性の身体的魅力からかけはなれる。そしてこの傾きは特定の社会的有用さが周囲から認知される能力へと集まる場では更に変形され、何らかの特殊能力か特徴、特に文明度や文化の長い地域では精神性へ求まる。
 もし内的再生産率の必要とはその不安定な適所さ、即ち遺伝的浮動への好ましい選択誘因の高さだとすれば、人類が単なる種内協力の建前からだけでも精神性というとても変わった能力を淘ぐ理由はこれら、適所の変形以外にない。だから学術や学芸とよべるほどそれらの集積がみられる適所は、きわめて希。この種の適所でしか何れ人類からの進歩か進化誘因は起きてこない。
 これとは別に、男性からの選好は定常的に女性側の身体的魅力を基調とする傾向がどうやら普きか最低でも広いが、おそらくそれも一般の哺乳類と同等の選択への感度の弱さに訳があるだろう。ここでの本来の意味、又は慣習的意味での逆選好も適所についてはかなり強い変形を受ける様だが、その場合は女性からの選好よりも強まり辛いのが普通。一般の哺乳類と同じく男性の性徴は誇示へその更なる強調や世代間改良として求まり、従って女性にあっての性徴は、人類形態では幼児保養の必要とかなり限られた期間の身篭り機能の比較希少さに基づくその選択主体誘因の高さによりこの遺伝された又は獲得要素だが文化素間へ伝承された特徴が弱まるか抑えられて連なる。