2010年3月17日

経済生態学

原理的な生態秩序は、それ以外の生態との共回りを伴う。故この単位は孤立系では決してありえない。最低でも隣り合った生態秩序との取引を前置きとして経済圏を作る。
 生態秩序の連鎖は他の系を引き込むか押し出す。駆け引きはやりとりされるのが生態秩序の資源で、他でないと示す。もし生態秩序が資源をもたないなら、取引は起こらない。生態間取引は経済圏毎の選好か嗜みを特有の変わった向きへしつらえる、経済圏は実質の生態秩序度の単位。生態秩序度をecological cosmic rateからecrと置くとecr logarithm zはこの未知数zの対数。所で経済圏をeconomical territoryからetと置くとz log etはこのetの対数。単位を揃えるべくzはmetre毎秒とすれば
ecr log××log et(m/t)
××: テンソルの転送
は計測できる経済量。これを汎用化すれば
ecret/z2‥経済量テンソル
z: 一般重畳さ(m/t)
が導ける。zを二乗化したのは、それが縮約単位の省略形だから。よって厳密には空間量と時間量の幅で未知数は二行に渡る。
 経済量テンソルは経済圏が自乗比で母系の生態秩序度から拡大していく道理をとく。もし隣接経済圏の間ならこの比は一般重畳さに対して単位生態秩序度あたり2の累乗根分だけ縮約される。すなわち、経済圏は嗜みを母系あたりかなりの強さで違和させつける。
 この実験での検証には、同じ自治圏を観測しつつ隣接自治圏への波及が時代当たりどれだけ進むかを何らかの秩序、たとえば道路網普及などへ確かめれば済む。嗜みは似た比例を経済量テンソルへ推して保つ。