2010年2月10日

天文生態学

宇宙は無辺を定義しない。もしこの枠組みに不足があるなら、生態とは宇宙によって囲い込まれた秩序の系であると考えられる。無辺がもし同様に、想像力といわれる秩序の分岐に入り込む可なら最大の知能と雖も秩序変数を内部化できる神経容量による。ゆえ数学では定義できる無限∞は、決して無辺さへの喩えではありえない。
 物理内には無限を定義できない。それは宇宙半径式が常に補集合をとるとしてもなお定数で示される。
 最初に世界の有様を考えた主体は次の事情に気づいた。そこでは運動の中に一定の規則をあてはめられる。これは太陽系がもっていた律動を適所とした生命には否応なかった。太陽場の惑星系では法則性への喚起が育まれ易かった。この現象は決して絶対普きものとはいえない。ある程度より不規則な系内の秩序はそれを込めて淘汰を行う。
 法則観知性は地球型知能種の一特徴を出ない。全く逆に、不規則さへの感じをきわめて強い感覚野からの類推で行う命や全く念いを使わずにその機能を外付けに分けてしまった機械依存種などはたやすく仮定できる。この偏りは不動でさえない。もし太陽自体が齢を迎えれば全く同然の環境は人工内に移されねばならず、法則観は地帯定着さの基盤を失う。ゆえこの種の知性は生態系統の上にみれば機会的。仮に法則外知性を分類すると次の種類は想定できる。
非法則類
乱雑種―雲状生態―気体生物界
団塊種―群棲生態―雑性生物界
個体種―孤立生態―崇伊生物界―天游生物界
 団塊種―群棲生態―集権生態―一塊生物
 孤立生態―体制生態―移転生物界
 孤立生態―明滅生態―流転生物界
最も単純な構想、それは既存の地球生態からの類推に今日のところよる他ないが、にも関わらずこれらの分類には最も原理的となる生態と種の分化が唯の非法則性に限っても認知できる。彼らの実在量は次の比率を保つ。
(分子量tensor[a, b]×実在確率tensor[a, c])‥生態量感: ecological mass tensor: Emt
→Emt÷内在秩序度±√(Energy cost)∩法則生態
∧内在秩序度: intensity cosmy: ic∧法則生態: ecologic low living: ell
⇔Emt÷ic±√(Ec)∩ell=一定: 生態行列比率ε
この定数は常に二行×二列の倍数で別の単位系への拡がりを含む。且これらの値は相対論の地平面の値、換言、空間vectorと時間vectorの最も基本となる二元張弦比を繋げ続ける。ゆえ全生態法則は、少なくともこの最も原始的らしい法則と非法則の重なりの中では共通部分を一定に保ってのみ生存できる。∵もしこの比率が崩れれば、生態行列は空間か時間どちらかへの浸透圧の過剰のため拡散し、現存できないか単なる無機物へ戻る。
 無限が微視物理学系列や微化学上、定義されえぬのは無限階層論に最も地道な仕事たる生態法則の自主探求を行わせるに十分。ゆえ全生物知識は何れも主観的変形の土台をもつしかない。もしこのより相対的な矯正に確率があるなら、異星か異生態界からの別の系統知をつぎはぎか刷新して既存の法則能を打ち破るしかなさそう。