とても冷たい世の中に出て
競争させられた
べつに争いたくもなく
どうでもいい友達を蹴落とさなきゃならない
どうしてこうなのか知る為に
社会の一番底まで下りてみた
そこはとても広がっていて
まるで天国みたいに緑ゆたかだった
ほとんど苦労を知らせずに育てようと
大金持ちとやくざの親分が夢中で
自分らの子供だけをその天国みたいな環境に
囲い込むため僕らは日夜働かせられていた
地獄ではその様な野蛮なルールに則ってしか
相手をやっつけることもできなかった
宇宙の中で少しの隙間があって
じっくりと世の中のしくみを考えた
出した結論は
世の中はとても汚い所だから
どう頑張っても何もかもを綺麗にはできそうにない
戦いの限界だった
関西を見に行ってみたら
そこには山ほど下品な人だかりがあって
細やかな心遣いなんて全然お呼びじゃなく
彼らは東京よりもっと汚い暮らしを幸せそうにしていた
いなかを見に行ってみると
そこでは理解力ない人たちが仲間の輪を大事そうに
守っていた。そして僕は世の中を
深い業の中にある付き合いたくない場所だと感じた
「SP連れで御苑走っとるオッサン
おみゃーさんなにしとんねや?」と愛知人がいう
「クックック
偽善の政体
テレビ局の繕った
嘘っぱちの八百長国家
どこまでもみにくい
極東の邪悪な
テロリスト政権
あなたも体験してみる?」と悪魔がいう
暴力革命で打ち立てた
南蛮人の裏切り地獄
どこまでもずるずるとひきこまれる
地獄沼の悪党競走だ