2009年4月24日

北朝鮮独裁政権の実践的分析

キムジョンイルは老い方をさとり世襲の権威を無理に作り上げるため、国内へは科学文明の完成度を虚飾し、国外へはその実力のなさを隠蔽しつつ体面をたもつ言い訳で“ミサイル威嚇”を方便したと予想できる。

実際にはほとんど日本からの経済援助で生活の豪勢を保っている腰抜け主将なのである。なので(仮想敵国へも含む)国内外への報道姿勢が裏返っていても男として恥じる気配がない。

 そして窮鼠猫を噛むという事実からは、核カードの禁じ手を完全に封鎖しながら独裁者を捕獲または海外逃亡させて別のかしらを建てるべきだ。それは現況経緯からすれば韓国民が相応しい。
ロシアとの関係修復を試みだした臆病加減をみれば、いつでも「後ろへの逃げ道」は空けておく方がいいと思える。スカンクですらそうなのだから、気が狂った小人へでさえ五分の魂を軽んじるべきではない。

だから敵の敵は仮想の味方というジャンケン式の道理から言っても、期待できる「非核武装の威厳」による合法的圧政に際して(共産主義をさえ貫けない場当たり的の傾向があるロシアはともかく)中国との同調は敢えて行わないほうが賢そうである。目的は決定的危険の可能性を未然に取り除く『核の去勢』にあって、決して当面の雑魚棟梁への必要以上の執着ではない。