2008年11月22日

法則論

法則的認識は地球型の習性だった。周期的な移り変わりの中にない生物系統にとっては、数学自体が不要だから。法則とは外在的なものを指さない。それは内在的で、全く人間的にのみ把握された外観と云う他ない。
 自然がかくも混沌たる上で、なぜ秩序と呼ばれる法則を内に秘めなくてはならないのか。答えは、それを見た者にしか分からない。法則を知る者だけが希に秩序を把握できるのだったから。即ち、知能に集積された予想能力にだけ法則性は元来所属していた。自然法則と道徳法則の根本的一致の理由はまさしく、我々の精神という理性原因にあった。宇宙の数学性は精神からの眺めにこそわけがあった。数学は人間型法則の言語。