鈴木雄介ブログ
2008年7月31日
生物学
優性と劣性という生物学用語は、例えば朱子学においての陰陽説がそうだった様に一見して素人に誤解を招き易いが、prepotenceやrecessiveの訳語に過ぎない語源をあわせみれば、いわば明治からの負の遺産であるだろう。だから、我々は寧ろこの用語を徐々に顕在や潜在という、より事実に即したものへと置き換えて行くが良い。初学者へのかみくだいた表記では例えば表と奥の遺伝と書き表しても、優った、劣ったという表現よりはまだ正確である。
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