2008年5月21日

生協主義批判

Association乃ち生協は、資本主義の抱える弱肉強食的矛盾を少なくとも緩和する組織形態として、自由主義社会の中へ共生しうるもの。ともあれ、その根底が非能率的社会主義としてのguild体質をも生じるのは予想がつくことだから、我々はある種の特殊技能に関する水準を一定度に保つ為の職工制度の枠内に已、この協定をある程度は保つべき。この様な組織形態を以てしか伝承できない特殊技能というものがあり得る、という事。
 生協主義は資本主義の抱える矛盾に対する積極的な解決策ではない。寧ろそれが妥協の産物であり、既に社会に存続している合法的な特殊組織の形態に注意を喚起する以上の革新思想でもないのは、北欧における福祉国家が社会改良主義の辛抱強い結果である事を併せみても尚余りある事実と思える。啓蒙思想の価値は知識階級を低俗趣味に馴染まぬものとして消滅させようとする大衆商業主義の倫理堕落に際して、益々自覚的になっている。