2008年5月4日

反省の習性

よりうつくしく生きる、ということは常に、人生の道。

なんとなればみにくい生は他の人たちにとってはいまいましい。
これらの生は常にわたくしの為におおやけをいけにえにする。

よりうつくしい生とは個をなくしたごとくしてあらわれる清き振る舞いとされる。

あらゆるよさは、比べることができるだけでそのものにツミはない。諸人倫に格差がありうるなら、この種の清さに智愚の別があることによる。汚れとは私の絶対視から生じる慢心を言う。

あらゆるよさとしてしられるものは、ひとえに考えの違いにかえしうる。
人はよき考えにより、少なくとも汚れをできるかぎり避けうる。あしき考えからは清き行いは生まれない。

最高倫理が実践における中庸の習慣に帰着しうるなら、又よき考えの起きるよしも、その為に考え直す習性により生じる。
常に、清きものはうつくしく生きるものであればこそ、よく考え直すものは常に罪からより、遠ざかっている。