2008年5月15日

観想学

美的感性の連鎖は常に後生をより美しくする。だから進化の、或いは生命体の原型は美の神だろう。古人は此れをギリシア神話の登場神格になぞらえてErosと呼んだ。
 プラトンがその形容を引く時、我々は形而上学的原型を示唆した台詞として捉える。なぜなら美の神の姿は無形理念の暗喩として以外、誰も見たことがないからだ。のちの世では此れを科学になぞらえてentropyと呼んだ。なぜならあらゆるものが探し求める唯一の形而上学概念は転化を意味する、この自然が内在した合目的性に合致する。
 秩序は混沌の中にある美化の原理。我々は未来においても、この原型をあらゆるもののうつりゆきにも見つけるだろう。