2008年3月3日

戦争論

女と軍人は和を乱す。この二者へ権力を持たせれば愚者や子供よりもっと酷い悪さを無意味に、平気でする。古来、最も陰険にして残虐な悪業は彼らの悪意志による。もともと判断力が足りないから、師傅の指示を仰がねばまともに動けないのだった。彼らに自律させて良い事は一度もなかった。非情の戦乱と淫乱の退廃が性懲りもなく幾世も繰り返されるだけであり、何一つ進歩はなかった。常々、歴史へ進歩的成果を築き上げたのは直に、文化人達だけであった。文民統制が必須である、と肝に命ぜよ。
 武士は軍人などではない。従って軍人のように卑しい真似はできない。軍人は上官に操作される肉弾器械だから、南京で非情な大虐殺を行ってすら、何ら罪を憶えない有り様。これは雇われ賊である。
 誠の侍は自律した判断で君主へ忠義を誓う。卑劣な真似をすれば名を汚すだけである。忠臣蔵を宜しく参照せよ。全員殉死を覚悟せねば正義の士たりえない。例えば、小野田寛郎氏の尊き懸命はひとえに、自律精神の賜である。