左、右。
私の両手。
光に溢れた私の両手を見よ。
被害に遭ったら突如、理由は。
神の掌に。拳に。額に。溢れた。僕は。光が。
愛想か。君は救い様がないな。ほざけ。
遥かに昔の事だ。
僕は花火を見た。
そこには湿り気のある空気に混ざって、既に失われて行った貴重な感覚が沢山詰まって。
勉強し続ければ解消される生命ならば、私が見た花火に何の意味が。
女は結婚すれば幸せになる。
それでいいならそれでいい。つべこべ言う可では無いな。
涙よ。お前にも嘗ては言及の余地が。今ではな。すっかり片無しだ。
千葉の厳しい淋しい海岸線、絶壁に泊まった鴎よ。お前に見える世界はうつくしいか。
光。僕であれ、神であれ。消えて。月のあかりよ。お前の中には何が見えた。
拡げた両手に抱えてしまったものが。どうせ君には持ち切れず、捨てた。花火の様にな。
海。