2007年12月31日

性差批判

恋愛を好む男の心理は醜い。薄情な女が厭われる様に、其は何一つ好ましい結果を斉さない。
 俗に男子は女性の好意を避けるべきでないと云う。此は野蛮界の醜風と言える。何故なら浮気者の理性は貧相だからである。
 愚婦の夫も愚劣に陥る。不良夫婦の子孫が善良に成ることも希である。
理性が欠如した子孫が如何にして理性を接種しうるであろうか。伊は学問によって補佐しうるが、判断力だけはより理性的な配偶を求めぬ限り、非常に確率の低い突然変異に期待するしか無い。
言い換えれば不良夫婦の子孫は「進化」を期待できない。人類が類人猿の理性化した種類なのは明らかであるから。
 賢明な夫婦の子孫だけが文明の進歩に逆らわない。
由りて男子の本懐に恋愛は挟むべきでなく、理性を至上の特性として保存せねばならぬ。女子の情緒は本能より好ましく理性よりは浅ましい。男尊女卑の信仰は人類の進化に寄与する。之を男女の別と云う。
男女らしさの別がなければ性別に拠る多様性の基本律も次第に無効化するであろう。それが人類の形骸化でなければ末世であり、女性の権力は常に時代の退廃として現れる。
最上の男子はあらゆる女性より必ずや理性的である。