鈴木雄介ブログ
2007年11月10日
服飾論
無駄な特徴の助長は服飾においてさえ淘汰の原因になる。「無駄を適度に排する」中に服飾の洗練は見い出しうる。エンゲル係数の減退は健康寿命の促進と併せて文明の進捗に必然である。いわゆる高級ブランドが含む過剰装飾はみな、無駄の制度化のせいで未来に通じる余地を持たぬ前近代様式である。
服装美術に重要なのは時と場に応じる多彩な組み合わせであって、変形した奇抜さではない。
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