2007年7月13日

新自由主義の悪

高学歴化の弊害は思想の均質化と階層固定化。前者は学術における、後者は社会における不条理抑圧として鉄筋コンクリートへ徐々に亀裂をもたらし、やがては爆裂する。
 この弊害を避けつつ単なる知識度ではない文明度の向上に努めるには、教育および社会体系の複線化と階級差別、階級格差自体ではないをもたらす文化的土壌の養生が必修となる。複線化定義と差別撤廃とは同一の改革傾向や脱構築に帰する事ができる。既存体制は均質教育の底上げとして産業・政界との自民族中心実用的な癒着を深めた新自由主義の擬態で、それが現代世界史に不均衡をもたらす根源である限り先進国の自由主義偏重は相対悪行に違いない。