2007年6月14日

水道

海――かぎりなく
青空に行き交うカモメの群れ
私。砂浜の肌いろ、クリームのいろ、少しずつ波で浸される
ひき返す
手に入る
夢幻の列
混ざる、はなれて、宙に舞う、鳥。とりトリtori
夜よ
かがやかしい星屑を紛らわせてねんごろに瞬く
つぶやき
恋人
テトラポットの孤独
あぁ雲が、流れた
私も同じ雲になれ
わずかにずれた朝
湿っぽい時間帯よ
また押しては還る、海に
通勤客の背中
都会の奥から溢れだす海を見た
だれが望むのかしれぬ
それは辺りを浸し、ビルの大半は水没した
水道管の破裂にすぎない、とわかってしばらくは
戻っていく海を眺めていた