2006年5月14日

Essay


 地球型生命が無闇な多様化信仰を持つ事が果たして、文明の至頂だとは思われない。
人間は整理された秩序を以て宇宙をrecreateする。
それ自体が宇宙にとっての多様化の側面なのだ。

 この「秩序」を文明と呼ぶ。

故に、文明は混沌から最も遠い場所でなければならない。
そうして生活から悲劇を充分に除去することで、生命体は超越的自我──精神──を徐々に獲得していける。

先々に『神は自ずから現る』であろう。