我々の脳が大脳旧皮質の末葉に新皮質を延ばす構造として出来上がったので、先ず通常の歴史観で想えば数万年の暫く後にしか大きな進化は起こり得まい。彼らが類人猿であることが地球のあらゆる社会にはどこでも観察できるだろう。我々が宇宙人として想像する姿は一応今日までの生物学社会学に則って論理的ではあるが、現代人にとっては飽くまでも虚構的なおとぎ話に過ぎない。
つまり専ら我々の進化の矛先は精神活動の発達なのであり、普遍人へ例え1人でも先んじて近づくことだけが文明の若芽なのだ。文明は一世紀で造れる。我々の新世紀は輝かしい希望と普遍愛の満ち溢れた楽園になっていることは疑いようがない。だが、それも新しい宇宙時代世界への旅立ちの徴なだけ。