人類史上しばしば繰り返された様に、哲学の無い者は自らの無知を反省したくないが故に賢者を迫害する。それは人間が為し得る凡そ最も愚かしい行為である。なぜなら我々の威厳は知力にしか存しないのだから。思うに、奴らに人間たる尊厳は存在せず、単に言葉だけ知っている猿に過ぎない。だからそういうものが住む国を破壊し、征服感化した昔の開拓者たちには一分の知見があったと言うべきだろう。尤も、この様なある普遍的正義感乃至は学者の皮肉に基づく残虐さを認めない意見があったところで取るに足らない。それを理解するには我々が慈悲の理念を口の端に掛けながら動物を食う姿を一見すれば充分だ。