鈴木雄介ブログ
2006年2月17日
人格
罪と恥が人間の反省を促す二大観念だと仮定する。前者は内的人格(道徳)を、後者は外的人格(倫理)を喚起する。人格なるものは、練習で向上する思考とは異なり、常に堕落の危機に瀕している。却って高潔の見本は無邪気な子の中にこそ見いだせる。童心、天心、赤子の心。罪と恥の反省が、後天的な習性を親からの保護という自己についての客観な監視状態にかえす。
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