2006年1月20日

文明論

例えば情報産業は我々自身の生物学的特性を醸成し、理想の限りの社会生活を実現する。究極に環境が便利化されて尚、大衆の知能程度は常に聖人より低いだろうが、重要なのは全体の知的水準の向上。我々は社会環境にしか暮らさないから。だから文明は昨日の聖人の程度に大衆を引き上げ、明日の俗物程度に聖人を待たせる精神作用のmeme系列だったろう。
 しかし野蛮が文明進歩を阻害しない限りそれが必要以上に破壊されることは遂にないだろう。それは人類が彼らを支える下等生物を可能な限り絶滅させないでおく様な、生存を通した多様化の意思に倣う。