2005年12月9日

論説

事業経営は本質的に社会への従事であり、大変な苦労の末に得られる唯一の慰めは富というオモチャである。
しかしこれは人類という陽気な猿の群れにとっては非常に効果が高く、しばしば何者かの一命をも左右したりする。
だからその数字で表される紙切れは取り扱い注意のオモチャであって、対象年齢は厳しく限定されなくてはならない。

もし企業運営に是非とも必要な能力値があるならば、専ら金というオモチャの扱いに安全なだけの精神年齢を測る手段としてのみ機能するべきだ。
年長者が後進のbusiness manに払うべき注意は凡そこの一事に限定されて構わない筈だろう。
[下らない老人崇拝観念やら馴れ合って互いに堕落させて活力の抑圧を慰める習俗やらは脱構築されて然るべきなり]