2005年12月20日

羊飼い

満月が君を照らしている。そして始終変わらない音楽で周囲を満たす。まるで最も幻想的な世界を構築する意志の現れであるかの様な雰囲気。
 君は幾つかの嘉すべき言葉を私へ投げかけている。それは私を揺さぶり、静かに、少しずつ壊して行く。
 彼らはきらびやかな街のネオンの中に紛れ込んで行く。ビルの谷の狭間で彼らは一つの輝きになる。
 君は思慮深い羊飼いの様な表情で未来を見つめている。私は、それを好んでいる。