2005年9月20日

目的の理論

ある人々は有用性を質的功利主義的観点から比較低級な欲望に対してしか見いださない。しばし彼らにとって、例えばそれ自体専ら何の応用も可能にさせない純粋な科学理論は無用性として認識される。
 しかし知識の獲得費がごく高価なもので、また名誉がこの人生で最も手に入れ難いものの1つである事を鑑みても、目的の理論それそのものは人生で有益なる最たるものである。そして高尚な生活は人間性自体を改造し、利他化された個人の幸福を身近にする。普遍な生き方はその様な生活の功利主義的量的かつ質的高値化の中にあるか。
 目的の理論それそのものは人生で有益なる最たるものである。高尚な生活は人間性自体を改造し、利他化された個人の幸福を身近にする。