2005年9月19日

反省

豚共よ、なぜ何の為に生きているのか問え。下らぬ仲間に日々擦り寄り、繁殖し続けるだけの能無し共。貴様らが一体どんな偉大さを持ち得た試しがあったか。自身の欲望を実行するだけの取るに足らぬ機械め。人間を見習え。彼らはどれだけ毎日を考え抜いて暮らしている事か。学者は宇宙の目的を真摯に追い、しばしば食事をさえ忘れるものだ。芸術家が血の滲む努力の末に不可能を達成した例が幾らあるものか。貴様ら豚は何も達成しない。飼われて、食わされ、交尾して歓喜する。程なく殺され八つ裂きにされる。そして人間の食卓に並ぶ。貴様らには恥が無い。だから豚と呼ぶに相応しい。ああ聖なる人間よ。貴方は互いに殴り合い、傷つけ合い、仕舞にはあらゆる卑劣な爆弾で木っ端微塵に消し飛ばす。崇高な人間達。あなた方は聖人の言葉を憎んでさえいるのだ。自分自身に対する厳しい鍛錬を怠る言い訳として。人間、万物の霊長、宇宙で最高の実存。あなたは豚と何が違うのか。
 私達は本当に自分が思う程に高等なのか。単なる欲望への従事者としては豚よりむしろ愚かだ。驚くべき速度で我々以外の動植物を破壊し、絶滅させ、環境の理想的循環を台無しにして恥じる所なし。狂った様に、事実理性的に観れば狂っているが、名誉と財産と呼ぶ取るに足りない玩具を買い求める。その挙げ句同族同士に無限の等級分けをし常に争っている。最悪の場合には奴らは自ら至善なる筈その肉体を殺す。下劣な生き物、人間。彼らが偉人として信仰する少数の傑物ですらその悲惨に対するせめてもの慰めにしかならない。先方の達した事は豚による豚の為の豚芸に過ぎないのだから。
 いい加減に遊ぶのをやめ給え。そして君がしなければならない使命を想え。