2021年10月19日

天皇陛下のお住まいのわたましについて

請願法による請願。内閣府・宮内庁へ送付済み。
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 過去16年続く民間会社調査「都道府県魅力度ランキング」についてのNHKら都内マスコミ各社による全国報道で、国民の間に都道府県間の差別意識が広がっています。

 私はさるインターネット上のヤフーニュース、コメント欄で、この報道を受けたある国民が
「南関東は階級が上、北関東は階級が下」
と述べていたのをみました。
 概ね、商業を行う都市部が、農業を行う田園部を差別感情を持って見下す事が常識、との世論が形成されつつあります。また、都市部が発展して進歩的な一方、田園部は未開かつ後進的との偏見も、同時に、都民を中心に全国へ広められています。
 都市部からの見下しの発想は、全国民の助け合いや健全な愛国心を損なってしまいかねません。

 私はこの様な国民間の部落差別的な意識が今後とも常識化されてしまえば、単にみなが幸福を感じる国を作れなくなってしまうだけでなく、生まれながらに差別されたり、暮らす郷土を貶されたり、農業など従事する職業によって身分差別がはびこったりする社会に先祖返りしてしまうのではないか、と、大変危惧しています。

 そこで、代々の新嘗祭を行われてこられた天皇陛下にあらせられましては、国民の間にあって、都会から田舎を差別したり、農民の尊い働きを貶したりするような悪風を一掃させるべく、是非ともわが国の農地の中心である関東平野の中央部へお住まいをわたまし願いたい、と私は考えます。
 義公こと徳川光圀公以来、代々尊王の大義に殉じてこられた水戸の徳川家は茨城県水戸市にお住まいです。かの国体護持がございます近隣の地に、宮内庁は新たに新嘗祭を行うための御処(おところ)をおつくりになられ、そこで「国の本」である農業をかためる国家の象徴行為として、五穀豊穣を祈られる神道のもろもろの儀式を天皇陛下直々になさいますのが、国風を一変する事に繋がるかと存じ申し上げます。

 代々の常陸宮親王殿下こと、常陸太守がおわします茨城県(旧常陸国)はわが国の農業県の中でも最も農業従事者が多く、また他国での人口増大や異常気象をうけて国際的な食料危機が予想されるなか、民の天である農を重んじる国柄を再興するにあたって、天皇陛下が象徴の儀式をおこなわれるのにふさわしい御処となりうる、と私は一国民として考えます。

茨城県
鈴木雄介