2021年6月6日

言葉は一般に多義性を帯びており、置かれる文脈次第で意味が大幅に異なる為、日本の一部にしかない「言葉狩り」は単なる思想・言語表現への悪解釈・不当な弾圧で、憲法で禁じられている検閲に過ぎない

@MOJ_HOUMU 先日、脳科学者の茂木健一郎氏が次のティクトク動画をツイッター上に投稿しました。
『ジャパンはニッポン。がんばれ、ウェーイ。』
 みて頂ければお判りの通り、かなりおふざけのような内容で、私もコメント欄の人達と同じく、「狂ってるみたい」との感想を持ったのでその通り、ツイートの返信欄に書いたのです

 そしたら次の日、ツイッターアカウントがロックされていた。ツイッタージャパン社がいうには、「狂っている」との感想が攻撃的行為に該当すると。
 しかし英単語でcrazyは日常語。私の知る限り、気違いという同じ意味の形容句を福島県いわき圏だと日常的に可笑しさを表す意味で使っているので攻撃でない。

 言葉は置かれる文脈で意味が異なるので、クレイジーとか気違いと書いた所で、それが精神障害を持つ人達への差別的表現ではない場面では、当然ですが、多義語として別の意味を持つわけで、例えばアップル社のCM『クレイジー(気違い)な人達がいる』も、鬼才天才への肯定表現。

 英語でも日本語でもこのことは一緒で、私は米国ツイッター本社へも、ツイッタージャパン社へも抗議しましたが、いまだにさも攻撃的行為でルール違反したかのよう私のアカウント上に表示され、その汚名着せ(スティグマ、負の烙印)が消えていない。

 不当な検閲で、人権侵害してるのはツイッターの方です。

 法務省のアカウントに相談せざるをえなかったのは、米国ツイッターもツイッタージャパン社も、自明に不当な表現規制(言葉狩り)へ一切対応してくれないからです。しかもこの言葉狩りは、暗黙の了解として、今のコロナ禍の中で五輪応援団をしている茂木氏の動画のおかしさへの批評を思想弾圧しています。
 法務省は、「言葉狩り」という日本にしかないおかしな自主検閲行為がはびこるのを、表現の自由権への重大な侵害として、是非とも法的に防止してほしい。どんな言葉も文脈次第で差別的にもなりえるし、逆に、或る場面では差別的意味を帯びる言葉も、多義的に正の表現で使われる事だってあるわけです

 例えば、中世に存在したえた・非人の研究を、何か別の言葉におきかえていると論文が黒塗りになる。
 外国でチャイナ(秦を語源にもつ支那の西洋語なまり)と呼ぶ国を、日本ではなぜか必ず中国に置き換えさせられているのもその一例です。
「言葉狩り」は奇習に過ぎず、語彙は文脈で意味が変わります。

 因みに、上記の茂木氏のお笑い動画は、私が人生で見た中では一番面白い動画だったので、最大級の賛美の意味で「狂っている」との感想を私は表明し、返信したのです。彼は別にリアルに発狂したわけではなく、へんてこりん応援団ごっこを進んでやった。ただの滑稽おじさんへの大称賛でしたよ。純粋に。100%。