2021年2月10日

偕楽園藤棚、鶴の田復活計画

烈公によって構想された頃の偕楽園を復活させる計画。公の愛民思想のよりどころとなる田園を、好文亭と、藤棚から眺められる。

好文亭方面を見る。

 3つの円形の田んぼはタイムホール(時の穴)の様に、そこだけ時空を越えて復活した様に見える。右手に藤棚。 


 藤棚構造のスケッチ。

 直径50mの構造物の全面に藤を這わせ、世界一見事な藤棚をつくる計画。好文亭がわから見下ろす姿になる事を考慮し、構造物自体を花に見立てている。

 

 復活した水田のあいだから、千羽湖方面の藤棚を眺める。

 

 藤棚の内観イメージ。

 天井高2.1mの構造物から垂れ下がる藤の花で、四方八方が色づいた様にみえる。淡い色の日陰で休むことができる。

 

 敷地と配置図。

 3つの田んぼはかつて烈公によって1つがいずつ放されていたタンチョウヅル、マナヅル、ナベヅルの名をとって、丹頂の田、真(まな)の田、鍋の田。

 

(藤棚の基本設計図。クリックで拡大)
 

2.上図と『好文亭四季模様之図』にみられる、タンチョウヅル、マナヅル、ナベヅル