荒らしの研究では、彼らはサイコパス、マキャベリズム、ナルシシズムの傾向を兼ねているダークトライアドの傾向があるネットユーザ全体のうち6%ほどの人としていて、嗜虐快楽のため他人に怒ったり悲しませるのが目的だとしているみたい。だから最善の対処は無視。関わるだけで鬱になりがちらしい。
("Trolls just want to have fun" Erin E.Buckels etc. Personality and Individual Differences, 2014。
『ネット炎上の研究』田中辰雄、勁草書房、2016。
参考ブログ1、2,3)
自分の場合、具体的に複数の典型的な荒らしの人達と直面したので、彼らがどういう言行パターンをもっているのか経験則に蓄積してきた。そこからいえるのは、相手が明らかに人を嫌な気持ちにさせる目的をもっていたらその時点で縁を切った方がいい、ということだ。その人はますますエスカレートする。人としての誠意とか、良心を荒らしに期待するとことごとく裏切られる。相手はサイコパス的に、自分を嗜虐快楽の為に利用し尽くす目的しかない。この光景は、匿名サイトに立ち入ればそこら中で目撃する。彼らは一種の脳の障害として、ネットで安全圏から他人を虐待するのが最大の趣味なのである。
こういう人達が自分の嗜虐性向を生かせる場所として、ゲーム内のNPC(Non Player Character、機械による敵キャラクター)を使うか、被虐性向をもつ人達とマッチングさせるのが正しいのであり、荒らしがそうでない一般人を標的にするのは公害でしかない。荒らしは上述のよう、脳の性癖による社会障害だとわかってきているので、遠からず荒らし対策法を作りつつ、精神科医や心療内科医の側でも治療や緩和ケア措置をとるべきだろう。
できるだけ個人を傷つけない表現については本当に気をつけるべきです。荒らしというのはこの人を傷つけるのを目的にしているという点で、反面教師だ。対極にある、だれが読んでも心から賞賛を惜しまない気持ちを起こすものこそ、優れた影響力といえるだろう。