2019年3月4日

平成日本人全般は政教分離ができていない

何らかの政党党首なり議員を信仰しているか、その種の個人崇拝が自分の信じる教祖ではなかったときに非難する(某(議員名)信者を誹謗する)というのが、一部の政論の中に見られる態度だ。この様な態度をとる人達は公僕を公費で使用している自覚がないと思われる。主権者でなく宗教信者なのだ。
 政教分離の原則が日本人全般の中でほぼ無自覚で、現に神道教祖の天皇を象徴といってまつりあげているので、同じことを議員に対してもしている人がいる様だその種の狂信的な議員崇拝者らに、先進国で普通の政論をもちかけても、教祖である議員(や天皇皇族)への妄信を否定されたと思い発狂してしまう。政論をせず個人崇拝を非難している人は、恐らく当人もいずれかの議員か天皇皇族を崇拝しているので、他人の信じる教祖が違うという妄想から、発狂に似た狂乱的態度を示すのだろう。現実には政教分離を理解している人(先進国で普通教育以上を受けた知能の人)は、何らかの公共の政論をしているだけだ。
 議員が何らかの公知公徳をもって公共の問題を解決するという有能さに期待し、その人に投票し政界で自分の代理をしてもらうのが公僕というものなのだから、相手を使う立場の者(国民)が被雇用者を信仰などするべきではない。その被雇用者である議員が不正したら首にし、無能なら別の者に頼むだけだ。全公務員や天皇皇族も、国民が雇う公僕である。天皇皇族への個人崇拝者は神道への信仰と混同し、天皇は象徴の地位という憲法の規定によって皇室は公僕でない、と考えるかもしれないが、主権が国民にあるとも明記されているのだから、彼らは国民政府が雇う特別公務員の一種と考えるべきだ。