2019年2月10日

政道をはばむもの

思うに、一般国民は、民主党政権への失望から消極的に自民党を支持。が安倍政権に問題があるのは分かっているので安倍氏のもとでの改憲にはおよそ反対している。と同時に、安倍氏は不誠実で人格的問題があり、できればより良識的な人材へ党首交代してほしいと感じているが、派閥に阻まれ実現しない。
 インターネットやメディアの一部では右翼的論客が目立つので、安倍氏が消極的に党首を歴任してしまうことが正当化されているが、一般国民は自民党政権の方が民主党政権よりは少なくともましだろうと臆断しているだけで(違憲立法や不正行政が連発しているのでこれ自体誤りなのだが)、右派ではない。
 自民党内の派閥が固すぎ、安倍政権の異常な独裁に内部から自浄できない。大部分の自民党議員らも保身を図るため忖度してしまう。
 こういう状況があるので、政権交代が必要になっているが、立憲党首の枝野氏は狭量で、他党との選挙協力を一部拒否し、自党の政治思想によって排他的結束を図っている。
 少数政党である自由党の小沢党首が政権交代を優先事項に掲げ、一切の選挙協力を含む全野党の大同団結でもっぱら安倍独裁政権の打破を図ろうとする一方で、最大野党の枝野党首は立憲民主党の私利の為に大団結を拒んでしまう。結果、政権交代の可能性がますます低くなり、安倍政権の悪政が止まらない。安倍氏は元々人物に精神病質的な良心の欠如や、法治的知性の欠陥があり、反省は期待できない。つまり安倍降ろし以外で悪政を正すことはできない。とすると、現状で最も国政の改善を阻んでいるのは立憲の枝野党首だということになる。
 故に私はこの枝野さんを説教・説得してみた。が、どうも彼は知恵が足りない人物で、国政の致命的危機を理解していないか、大義に殉じる志はなく、党利党略の方が政権交代より優先と考え、比例代表選での非協力の立場を変えたがらない。さてどうしたものか?