2016年1月26日

水戸史観からの近現代日本

水戸史観からいうと会津の容保は尊皇だから、尊王を叩いた薩長が悪となる。強者は亡ぶ。徳のみが残る。水戸の学者は、徳の最奥に尊王を見出した。武士の最高徳を尊皇とした。武士は忠義をするものだがその最高の権威が尊皇。上流は愛民し、下流は尊皇せよと水戸学者はかんがえていたようだ。総合すれば愛国心かもしれない。
 皇室のイギリス留学は、皇室の模範がイギリス王室の証拠。
 長く続いた家程、悪さしづらくなる。天皇家は償いきれない罪で亡ぶのだろう。
 天皇を倒しても別の権威がでてくるだろう。歴代の文明は全てほろびたのだから、天皇文明も何れついえるであろう。永遠の文明なし。もし永遠に続く文明があってもたしかめようがない。神の国は「我らの文明よ、永遠たれ」という信仰である。潰れた時点でその文明が永遠ではないとわかる。自分の支配地が永遠に続いてくれと信じることは人情なのかもしれない。
 天皇が亡びたとき戦争も終わるであろう。天皇は日本の自尊心。プライドを捨てた時、戦争も必要がなくなるであろう。