2010年10月3日

生物学

つがいで動く動物は内的増加率の高い傾向にある。この組みの一方をとりのぞくと、かなり早く新しいつがいになる。ヒトにあっても同じ。
 その大きな原因は、遺伝傾向が過去にあって不安定な場所で適応していたことがある筈。こういう居場所でえり好みの効果より乱婚的量産(ヒトにあっては離婚率の高さ)の方が総じて生き残りに長けたのだろう。よって、このつがい型の行動傾向は、同時に子孫への生後の世話の打ち捨てと比例している筈。生態環境の安定及び教育の必要がつがい型の行動を抑えさせる。
 つがい型の動物は、よくつがい相手を監視する。この為に費やされる労力は彼らの理由に入っている。同じ仕事量がもし教育投資へ使われれば、或いは単独行動でより有利な獲得物へ用いられれば、世代間淘汰や分業の故に前より安定した生態に入れるとしてもそう。
 いわゆる身体の美醜を気にするのは、番い型の行動生態では著しい。地域別にかなりこの偏り(身体意識の程の明らかさ)がみられる時、必ず場所の不安定化要因との比例がある。もし性選択内でこの傾向が強まるなら、明らかに早熟の効果が適応的故。様々な誇示やそれに伴う競争の為に、体の美化へじかに投資される栄養は省かれる傾向が強い程その場でみられる早熟への期待は弱まる。しかし高い誇示の能力は、逆説的だが不安定な適所で性別間の能力差により少数の雄性形質を定常にえり抜く為の慣習なのだから、実際には身体能力への誇示誘因にしか番い型の行動傾向がもつ本来の適応はない筈。雄間争いが決闘や肉体への傷つけ合いによる頑丈さの成長過程での因果に限られる様な場合、性選択での早熟への期待値は最大化するらしい。
 究極で、なぜ番いをこの舞台が好むかいえば、何らかの工夫とか場所での文化慣習の為にじかな身体の摩耗がとりのぞかれていない段階とか変異の際に、専ら番いを組み、その早熟な繁殖量を確保するのが自滅を防ぐ唯一の方式だから。