2010年3月8日

生態学

地球型生態の本質は地球の上での適応度にある。大多数の理想がそうであるのと等しく、地球上で行われる生態反応は特有の傾きを担い、それは僻地さを伴う。地球が他の星団とやりとりできない間は真に。
 この生態を適応度の面でいくつもの類型に分けるのは容易。が生態は不可逆さを少なくとも維持面で伴う。故生態已に省みれば類型は時代類型。かつ大多数の類型は系統樹の末節を継ぎ足すか衰えさせ為す。生態の適応度は時代環境なりの変容を引き連れる。故類型は遺伝の法則でも維持の在り方を時代毎に違う方向へとぐ。
 生態の適応度は、星団の特質を含むどの系外惑星内ででも固有さへ赴く。故生態の在り方は常に境らしさとの折衝条件による。境さは適応の質を変え、別の変りを尊ばす。ならば生態法則は場の恒常的特質を内部化した傾向。但し、この定まりは決して時代類型をこえない。
 生態が一定りの群生をもつ大きな訳は適所での境さが幅を伴う類型だったから。→境は適応形質の文化素。境が遺伝子への選び因みになる。この因みは境らしさを追う。
 遺伝子の偏りは、つね適応度を世代交代速度で微分する。それは
Δ速度/Δ世代数∫function(時間)・・常適応度
の定積分を
limitation[世代数]時間/突然変異出現率‥重複世代数
の平均さで割った値、即ち
常適応度/重複世代数×0.5%=遺伝偏差値
が境らしさ毎に恒常さの原始関数であると示す。故遺伝子の偏りは生物量と見れば資源と同値。
 生態の適応度偏差は何れこの観点から、塩基対情報量用の燃料か解体後の秩序度の抽出しとして資料にされう。でないと偏りある資料は永久に偏り続け、境らしさを崩壊させる。つまり遺伝子資源の利用か単に捕食は縮小された戦争行為の省略形で、より合理な熱量循環の規則。遺伝の因みは形質が境の再生産率へ不可欠に結んでいる事、かつ全反応の底に突然変異出現率という文化素への影響波の強さを選び抜きの原理と定める中で、実質的には外部系への可逆反応の程度を重要な単位重畳化の比例としたと明かす。この点でも世代間の再利用可能さを鑑みた境らしさへの貢献が、社会型生態にとっては再生産率に対する環境での適応方向へ一定。