数え数学の自然比例はそれが有限数の整理できる中で慣習的に最も少ない造りを求める。だが抽象比例の目でみると、差延の潜在強さはくりかえせる最も複雑な造りを用いるのを理に叶うと置く。これは自然比例ではできない差延量の図式化を意に任せた造りで多少あれ可能にするから。差延量は記号単位の造り込みかその選ばれた乱雑さへの据え置きによる。つまり有限数の絵解きの数列の内もっとも特定の時間直観により任意の抽象比例の図示に都合のよいと思える記号を、要する情報量の可視できる多さに伴って択んで行くことがこの数学分野での仕事になる。
比例量に省み、数学内での抽象比例幅は指数関数×指数関数の一般量をもつ。ゆえ既存の数え数学でえられた多くの公理系は失われないか据え置かれ、抽象比例の知識はそこへの指数の加算量に習った付け加えたるのみ。解析幾何学はこの成果に従う。