2009年3月14日

印僑との差別化商戦略

タタ・グループの発展率を看るに、彼ら印僑の日本進攻はユニクロやMUJIの英米進出と同程度かそれに勝る衝撃を与えるだろう。
地球を見渡し、余りに狭く小さな極東島嶼へ最適化しきった否応ない奇形さを免れぬ企業の敗退は、今から見渡せる惑星経済の必然の成り行きとなる。又それは商業経営に関与する者以外にとっては粗あらゆる観点から利得を齎す。
今日では有料の多くの奉仕が殆ど無料に近い「普遍価格」を呈する如くである。

 彼らとの最大の商戦地区はインドシナ領域となるだろう。最も傾注すべきは無闇に多種多産や移り変わりの甚だしい値下げ競争へ参入せず、『現地の為になる』仕事へ第一に没頭すべき事である。
大儲けの風で‘得して損する’安物小売り業者を脇目にふり、あたかも日本の丁稚が文句ひとついわずに毎朝の便所掃除を当たり前と信じる誠実な姿勢を貫き通し、地元人からの信頼と感謝の度合いが高まれば高まるほど、結局は何が真にその場で求められる商品でありサーウ゛ィスなのかを迅速的確に発見し、やがては品質のみならず価格面での最適化競争にも勝利を収める道筋を先進できるもの。
 逆説的な様だが、海外店舗の最重要の監査とは本社のある母国内よりも地元人からの感謝の声なのだ。遵って本社との意見衝突は常によき適応化の兆候なのである。それが最後の最後には故郷への最大の錦ともなりうる。

 ある国家で非常に尊重されている本土では無名の日本人は、青山に骨を埋める覚悟であったろうがそのクニでの最高規模の勇気ある貢献を遺し、いずれ語り草ともなりながらこたつを私室に敷いていた。和して同ぜずとは国際企業活動の要と云われる。