2006年12月24日

物理学

数理を定律する思考形態について学べ。論理の限界について知る事。
 なぜ微積分は流率法を駆逐したか。なぜニュートンは後者に拘泥したか。力学の可能性と限界を覚えよ。三次元運動に対する抽象的認識の方法論としての力学は、例えば建築技術を規定するのである。彼は世界を自律した運動組織と考えることでやっと、永久性に関する脱神学的認識に到達し得た。ならば脱力学的建築は異なる重量場でどの程度の可能があるか。相対論的認識に関する三次元建築における応用を覚えよ。
 なぜアインシュタインは確定性にこだわったか。彼が定常宇宙を空想した理由は何か。かの哲学はユダヤ教の神観念と不可分なのである。従ってからに、知性よりも信仰を優先させねばならなかったのである。
 現在までに得られた観測結果と最先鋭の学説とを相互参照せよ。また、量子論はどこが相対論と調和しづらいのか。その理由は何か。原因は何か。何を改善または工夫すれば問題は解決するのか。
 思想をより精密にして行くだけだ。それが知能にとり、最高の慰めである事は疑えない。
 生物が誕生し、盛衰し、進化し、繁殖する理由はなにか。彼らは何を目指す種なのか。
 以上をこなす化学的組成を覚えよ。なぜそれが発生したのか、地球天文の地学的環境を知れ。我々の確率、地球の確率、自分の確率、ユーモアの化学的組成の確率、宇宙の生成する確率、現宇宙の如き微妙な膨張をもつモデルを成型する確率、及びそこでの物理現象を誘導しうる現象論上の確率。暗喩としてのそれ。
 知能が導くのは何か。文明が築かれる理由は繁殖の合理化としての環境改良。知的生命体とは多少あれ自律した時空運動体の名称。彼らが為す所は繁殖の確率を環境改良によって達成せんとする生存活動。精神はこの生存欲求の自律的具現。
 では、他星に知的生命体がどの程度どう分布し今後何年後どう接触し、そのことで文明にいかなる変遷が起こり結局はどうなるのか天文学的に実証せよ。