われわれがはじまってから
おわりまで
つづいていく
はてなきたびじ
われわれがうまれてから
しまいまで
つづいていく
すぐれたいのち
つづいたいのち
うしなわれゆくまえに
つづいていく
われわれがはじまってから
おわりまで
つづけられていく
2012年12月29日
2012年12月28日
2012年12月25日
2012年12月22日
2012年12月20日
2012年12月17日
2012年12月15日
2012年12月14日
2012年12月12日
たからさがし
じっさいにしりえないくらい
ものごとはあたりまえすぎた
なにもかもあたりまえすぎて
なにもしりえないくらい
じっさいにしりえないほど
せかいはじゅんちょうすぎた
なにもかもなんでもなさすぎて
なにもわからなかった
それでもただひとつの
てがかりをもとにさがそうとして
このせかいをたどりつづけた
はてしないせかいのどこへいけば
みつかるのかさえわからないたびじを
ただひとつのたからものをさがして
じっさいにきづきたかったことは
ものごとのあたりまえさだけ
なにもかもごくふつうすぎて
なにもきづかないくらい
じっさいにきづかないほど
このよはとうぜんすぎた
なにもかもなんでもなさすぎて
なにもわからなかった
このせかいをたどりつづけた
はてしないせかいのどこへいけば
みつかるのかさえわからないみちのり
ただひとつのたからものをさがして
このせかいをあゆみつづけた
くるしみをこえてたどりつけばきっと
みつかるはずのただひとつのちいさな
たったひとつのたからものをさがして
なにもかもごくあたりまえで
なにもきづかないくらい
くるしみをこえてたどりつけばかならず
みつかるはずのたったひとつのちいさな
ただひとつのたからものをさがして
ものごとはあたりまえすぎた
なにもかもあたりまえすぎて
なにもしりえないくらい
じっさいにしりえないほど
せかいはじゅんちょうすぎた
なにもかもなんでもなさすぎて
なにもわからなかった
それでもただひとつの
てがかりをもとにさがそうとして
このせかいをたどりつづけた
はてしないせかいのどこへいけば
みつかるのかさえわからないたびじを
ただひとつのたからものをさがして
じっさいにきづきたかったことは
ものごとのあたりまえさだけ
なにもかもごくふつうすぎて
なにもきづかないくらい
じっさいにきづかないほど
このよはとうぜんすぎた
なにもかもなんでもなさすぎて
なにもわからなかった
このせかいをたどりつづけた
はてしないせかいのどこへいけば
みつかるのかさえわからないみちのり
ただひとつのたからものをさがして
このせかいをあゆみつづけた
くるしみをこえてたどりつけばきっと
みつかるはずのただひとつのちいさな
たったひとつのたからものをさがして
なにもかもごくあたりまえで
なにもきづかないくらい
くるしみをこえてたどりつけばかならず
みつかるはずのたったひとつのちいさな
ただひとつのたからものをさがして
2012年12月11日
よいすみ方
人類界からあしき勢力がさってほしい、という願いはほぼ普遍な善意そのものといえる。この願いは人類らしさを独特にしてきた。人類がこの願いを徐々に実現していくのは間違いがない。希望さえもちえない社会状態は破滅していくだろう。
善美は元々、真と同じく聖の姿。あしき勢力や悪さはあり方とみてすら好適ではない。好ましくないあり様は自体が善美に反しており、趣味の低さといわれる。
評価主体の質的差が人類を別のすみかへ至らせる。別のくらしやくにをつくらせる。悪さそのものもこういった差がついていく途上でみられた仮の形相、可能態でしかない。ある人類の一員の属した集団が趣味をもっている時、このすみかは確実にことなるだろう。
善美は元々、真と同じく聖の姿。あしき勢力や悪さはあり方とみてすら好適ではない。好ましくないあり様は自体が善美に反しており、趣味の低さといわれる。
評価主体の質的差が人類を別のすみかへ至らせる。別のくらしやくにをつくらせる。悪さそのものもこういった差がついていく途上でみられた仮の形相、可能態でしかない。ある人類の一員の属した集団が趣味をもっている時、このすみかは確実にことなるだろう。
2012年12月9日
技と学識
単に学識のみが人類のらしさを作るのではない。人類は自らに技をかした。彼らの世界でめざされた一切も、同じく技を素に作られるだろう。学識は技を補完し、技そのものの部分にすぎない。哲学も究極では話術というそれに返される。技が哲学を構成してきたので、写しや真似が技らしさとみて不完全という古代ギリシアの論理は破綻している。文字や言葉の発音の反復が意味させるものは、技能に属している。自然上位の学識すら、そういった技をなしえる才能にかかっている。友情の実現度にさえ話の技が介在してきた。そして技をこえて意味、趣味、学問は伝わりはしなかった。形相としての命題は技の程に求まる。
2012年12月6日
2012年12月4日
とまったとけい
ゆうびんうけに
おしこまれた
ふつうのでんごん
ゆうびんうけに
なげこまれた
ふつうのことづて
ふつうのいいわけ
もしなにもかも
あたりまえで
ゆうびんうけに
なげこまれた
ふつうのいいかた
それひとつで
うちゅうがとまるなら
うごきえない
とまってしまった
このとけいは
ゆっくりねむりつづけ
うごきえず
とまったまま
このじかんに
じっとしずんでいる
うごかずに
とまってしまった
このみらいは
このとけいのまま
どこへたどりつくでもない
ひどくあたりまえのときをすごす
おしこまれた
ふつうのでんごん
ゆうびんうけに
なげこまれた
ふつうのことづて
ふつうのいいわけ
もしなにもかも
あたりまえで
ゆうびんうけに
なげこまれた
ふつうのいいかた
それひとつで
うちゅうがとまるなら
うごきえない
とまってしまった
このとけいは
ゆっくりねむりつづけ
うごきえず
とまったまま
このじかんに
じっとしずんでいる
うごかずに
とまってしまった
このみらいは
このとけいのまま
どこへたどりつくでもない
ひどくあたりまえのときをすごす
そのおんがく
ぼくがうしなってしまった
ことのすべてさえ
のこらない
ただなんでもないきおくなのか
ぼくがてにいれたはず
それはおちつきなく
ちりながら
ただなんでもないきおくになる
もしだいせかいの
そこにねむる
あらゆるほうそくがかなでている
そのおんがくをきくなら
いのちのてにいれたはず
ことのすべてさえおなじもの
ことのすべてさえ
のこらない
ただなんでもないきおくなのか
ぼくがてにいれたはず
それはおちつきなく
ちりながら
ただなんでもないきおくになる
もしだいせかいの
そこにねむる
あらゆるほうそくがかなでている
そのおんがくをきくなら
いのちのてにいれたはず
ことのすべてさえおなじもの
みらい
みらいはすばらしいとしんじよう
じんるいにみらいがあって
みらいはいまよりうつくしく
よいせかいであるとしんじよう
これほどあしきせかいにいても
これほどあくまにとりかこまれていても
じんるいにみらいがあるかぎり
あしきものがきえていって
みらいがじつげんするとしんじよう
じんるいにみらいがあって
みらいはいまよりうつくしく
よいせかいであるとしんじよう
これほどあしきせかいにいても
これほどあくまにとりかこまれていても
じんるいにみらいがあるかぎり
あしきものがきえていって
みらいがじつげんするとしんじよう