もし君の存在が幻で
僕の本質は空っぽであっても
なおこの世は永遠の一部だ
まるで大地に根を下ろした神の息吹
さも君がいなかった宇宙では
時という記憶のもとですら世迷いごと
ほらみてご覧
君なしの大地は木々の萎れた森のごとく
歌う者のない歌詞
でも君は今も生きている
それは僕にとって奇跡だった
もし君のいない都市があれば
そこは空虚な入れ物
音もしないガラスの中で死んだ爆発物
でも君はほら生きている
僕らが同じ時代に生きていたそのことは
胸をざわつかせる奇跡だった
またいつか会えるだろう
たとえ言葉だけの約束だったとしても