2020年2月25日

労働カルト信者の分析

なぜ日本人労働者(会社員・公務員)一般は、彼らの同類と同調圧力をかけあっているのか? 彼らはこの為にいわゆる「空気読め(KY)」とか「和」とかいう集団虐待用語すらもっている。
 それは彼らがその種の、無個性に命令で動くロボット人間的生態を最善又は次善だと考えているからだろう。
 しかし彼らは自集団の外にいる人達が、決してその種の生態を望んでいないと想像する能力に欠けている場合が多い。いわゆる自文化中心主義、自己中心性、または無教養。
 彼らの特徴は幾つかあるが、特筆すべきは学問・芸術を就職手形である学閥のある学部卒獲得の手段としか思っていない点だ。
 別の言い方なら偏差値教育主義、大学受験偏差値差別主義。これが知能全般の指標として侮蔑に足るほど使えないのは脳科学、社会学の両面から実証できるが、単に、彼らの依拠する理論はシグナリングで、就職手形または属性差別が目的なため彼らの(偶像的)信仰にほかならず、厳密性は要求されない。
 同じく、そもそもその種のシグナリングは実学を必要としていない。就職時又は一般的差別を有利な条件でクリアするのが彼らの目的なので、有名学閥に伴う無教養さとか、愚かさ、卑しさをもなんとも思っていない。どんな邪悪なサイコパスでも、彼ら日本人労働者ら一般にとって有名学閥なら臣従に足る。
 そもそも、彼らがその種の差別観を自明の前提としているのは、個性をみわける思慮省略の為である。同様に、彼らの好むものとして統計分析的に虚なランキングなどが挙げられる。身分差別と同じで、実態と明らかな矛盾があれど、彼らの認知が省かれればそれで事足りると考えているので科学的ではない。

 では彼らが集団(しかも大抵は無責任な匿名)で同調行動し、ネット上などでは進んで荒らしに加わりさもショッカーの様な、雑魚悪役を演じる理由はなんだろう?
 これは現実に彼らが心意について臆病で卑怯な極悪人達なのもあるにしても(例えばイエスを磔にした人達と相似)、独特の習性も大きい。
 具体的には、彼らは親もやはり労働者なことが多かったり、教員が公務員として自らの生態を中心に考えているとかその他の不寛容な人々だったりで、労働者こそめざすべき人生像としてしつけられ、かつ疑う余地がないほど狂信しきっている。この為、滅私の集団行動や無個性が正義と信じている教団なのだ。
 この意味で彼ら日本人労働者一般はカルト信者とほぼ同一、名づければ「労働カルト信者」といえる。彼らにとって憲法上の勤労・納税・普通教育義務も極めて狭義で捉えられ、労働者以外の生態をもつ人間が「まともでない」とか、時に人外だとすら思いつめている。

 なぜそんなロボット人間、カルト集団が量産されたのか?
 原因は文科省や神道教祖たる皇室にあるといってもいい。中央政府から全国民をその種の従順な納税奴隷にしたてあげようと義務教育、その他の文化風習、時に神道系宗教で洗脳してきた。
 労働カルト信者は労働・納税・義務教育を繰り返すAIだ。
 国内の主要大学も、やはりこの目的を協賛している。私大すら中央政府から補助金を貰っている恩義からだ。
 唯一、その種の補助金に染まっていないのは私塾または個人の知識人くらいだが、彼らとて知力が足りず、先ず以て皇室や中央政府の全体主義的洗脳の悪意を批判できていない。

 もともと個人は自由で特定の目的に仕えていないし、その個人が協調性を自主的に発揮したがる自集団の外にいる人々から同調を強要されるいわれなどありようはずもない。その単位は宇宙、銀河系、星、国、都道府県、市町村、会社など組織、家庭、知り合い、いづれだろうと同じである。

 ではわれわれは日本人労働者一般、すなわち労働カルト信者たる同調衆愚をどう扱うべきだろう?
 彼らは職業選択の自由があるこの国ですら望んでそうなっている人々が過半で、永遠に彼ら自身のロボット的生態を続けたいだろう。自由人側は主体的に関わらないのが何より大事だ。邪なカルトでしかない。
 例えば日々の暮らしの中で必要なサービスを利用する接客時など(私はしないが、今ならコンビニで買い物とか)、否応なく同調圧カルトの一部と接してしまうことがあるかもしれない。だがロボット人間が目的なかぎりAIが順次、彼ら労働カルト信者を放擲せざるをえない。注意深く接点をへらすしかない。
 時間の問題で労働カルト信者らは邪教として、まがまがしい衆愚化圧力を強制しあう同類生態の余地をなくしていく。定常的な同調行動は幅広く人工知能に代替でき、しかも効率がよりよいのだから。
 こうして労働カルト信者らは資本主義前期の一部に生まれた異常生態で、社会障害だったと結論できる。

 未来からみればこれらの事実は自明だろうが、平成から令和初期には、その種のカルトが猛威をふるい、ネット黎明期に重なって実に度し難い悪業をくりかえしていたのだ。
 和や空気など謎の絶対教義を奉じる労働カルトの絶滅。私はその全貌をみたというより被害防止する中で邪教なるものの正体をみた。