鈴木雄介ブログ
2018年2月6日
音楽論
音楽はときに言葉より雄弁になる。或る単位時間に伝えた音列情報群が、気分に対する意味を伴う。歌曲はこの点から、音列に文芸的意味を加えた応用芸術に他ならず、音列が非言語的に意味を伴う帯域に限ってその音楽がより純粋化される。他方、記号としての音が意味をもたされているとき音の純粋性は漸減するだろう。いいかえれば音が無意味な記号として、しかも連続される時間性のうちに或る内容を作る時、それは純粋音楽上より効果的になる。
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