鈴木雄介ブログ
2008年5月13日
時流について
人間では各文化の混じり合いによる混乱が生じても、道徳的な退歩という事はない。だから文明開化の化学反応に失敗した生態が著しく不稔でありうる一方で、必ず進歩的個性に時代の主流は移り変わる。
即ちどの個性も時流に対して逆らい切れない。できるのは常なる自己改革による再適応だけ。そして新たな時代状況にとって、前時代の少ない要素からなる道徳性は
屡々
(
しばしば
)
anachronismとなる。
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