鈴木雄介ブログ
2023年7月7日
吐息
本当のことを言えば
あなたがいない時
自分の心を占めているのは
殆どあなたのことだけだ
止まってしまった時計のよう
あなたの存在は僕の心配事のすべてを占め
全人生を停止させている
命の時がどれほど我らをさいなんでも
あなたの言葉の中にあった温度と湿りけは
囁かれた真実の愛の合間の吐息のよう
永遠に限りなく近い瞬間を無限に引き延ばす
さも我らを取り囲むあらゆる宇宙の産物が
我らのその一瞬の為にあったかのように
もしあなたがしんでしまっても
その瞬間だけが世界の最後の時だったかのように
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