自分は愚かな人類とやらに全く飽きあきしている。なにしろかれらは日常的に悪業を続ける以外なにもしないのだ。それなのにかれらの傲慢さは底が抜けている。
尤もこの感覚は日本国にくらしていることとなんらかの関係があるかもしれない。欧米列強による殖民侵略とその悲惨への名誉ある対抗という至極高義な目的のため日本という国体、こと会沢安『新論』によって幕末に構想された比較的新しい単位は、その平和外交主義の初期構想を浅はかな利己・害他心によりゆがめた吉田松陰・侵略犯のもとつどった西軍テロリスト暴徒のせいで、事実上の王家・徳川家へ強盗にあがりこんだ関西やくざ天皇一味の完全な連続失政を約150年くりかえし、今も急激に衰退しつづけている。先例たる北海道夕張市の如く、放漫に驕っていた京都府京都市も間もなく財政破綻が確定しているといってまちがいない。中世都市の面影にすがる中華思想の差別的意地悪集団がほろぶのは自業自得だと痛快がってほくそ笑む人々が甚だ多いのは余輩も重々知るにせよ、首都気取り衆愚が進んで自滅への道をたどっているのは、身の丈をこえた強欲で違法行為を連打しつつコロナ禍への対処もまったくといっていいだけ誤り、貧困の無限連鎖に陥っている当の奈良からきたやくざ自称天皇が陣取る東京都もまったくよく似ている。成長余地はなく、殆どを高齢者が占めていっている衰亡自治体が東京なる貧民窟なのだから理の当然ともいえる。かれらは完全な悪意のあまり、自分達が完成された健全さをもつ理想郷かの如く方々で大衆媒体を通じうそぶきつづけ、詐欺された日本女はじめ愚劣な日本人一般は自滅の一途を辿っていくし、今後もその様なかれら固有の集合的愚昧さは変わるまい。無論そんな底抜けに悪質な人口集積地区の出生率は日本最下位だが、全世界最低水準なのもいうまでもない。つまり東京とは江戸以来ずっと、ただの口減らしスラムなのだ。
だがかれら愚物になんの期待ももてないからといって、悪辣な――悪徳もまた愚かさの一種だ――人類なるものに、なにか期待を寄せていた人々がいた事さえも、我々は近い将来忘れ去れるだろう。
GAFAMら巨技企業は権力をもちすぎた。遂に政府に馬乗りするまでになったばかりか、不条理なBANをくりかえし良心・言論・表現・思想・信条・内心の自由にまで絶え間なく脅しをかけている始末だ。
だがかれらに力をもたせたのはほかならぬ愚劣な人類一般ではなかったか。だれかがかれらに権力を与えよと頼んだか？ ヒト自身の卑しい行動習性を利用し、ビッグテックは金儲けしてきた。その罠をわなとしりつつ、ぬけだそうとしなかった共犯側になんの責任もないといえるのか？
素朴でてらいのない、純粋無雑に牧歌的な家庭を破壊しあるいは軽蔑し、表面だけ着飾った単なる孤立した悪徳ぐらしにすぎない都会の風物にあこがれた馬鹿どもは数を減らして、つぎつぎしんできている。まるで飛んで火にいる夏の虫のごとく。そうして亡びていく集団がいる一方、栄えていき、美徳に満ちたくらしをしている別集団もいる。
日本という失敗国家は、世界唯一の国ではない。みずから罪のおもみで朽ちていくならそれは業というべきことで、世界史の舞台でだれも疑問にはおもわないだろう。
