下衆な者とつきあう者はその者をかばう必要に駆られる。さもないとその下衆が仲間として離れてしまうからだ。そして下衆な者はつねに問題をまきちらす。
高貴な者はこの逆で、普段からひとりでに自他の勲を高めてくれるばかりか、問題解決にも最たる頼りがいがある筈だ。
これらはある人が友人や恋人、配偶者、取引先、同盟相手などを選ぶ際に重々よく気をつけねばならぬ点であり、自分以上に高貴な者が見つからなければ孤高でいた方がよい。 無論これらの貴賎は、肩書ではなく相手の徳性である。